メタボリックシンドローム(後編) 回はメタボリックシンドロームの概要や診断基準をお伝えしましたが(「メタボリックシンドローム(前編)」)、このメタボリックシンドロームを放っておくとどうなってしまうのでしょうか。そしてその予防や対策法は何なのでしょうか。次から詳しく見ていきましょう。 メタボリックシンドロームの行く末 メタボリックシンドロームの状態というのは、血圧や血糖、コレステロール、中性脂肪といった値のうち、複数の値が同時に基準値を超えている状態のことで、生活習慣病にかかってしまう危険性が高い状態のことでした。基準値が設定されている項目からわかるように、高血圧や高脂血症などを招きやすくなってしまいます。そしてその高血圧や高脂血症は、動脈硬化を促進させてしまい、この動脈硬化の行き着く先は、脳卒中や心臓病といった疾患なのです。 飛び抜けた異常値を示さないという点で、メタボリックシンドロームは軽く捉えられがちですが、ゆくゆくは重い疾患を招く可能性があり、その危険性が何倍にもなるのですから、メタボリックシンドロームをあなどってはいけないでしょう。 では、このメタボリックシンドロームをどのように予防すればよいか、あるいはこれに対してどのような対策をとればよいか。次から見ていきましょう。
メタボリックシンドロームの予防と対策 メタボリックシンドロームの基準値をもう一度おさらいすると、必須条件としてウエスト周囲径があります。これは内臓脂肪の量の目安として用いられているもので、つまりは内臓脂肪量を減らすことが予防の第一と言えます。そもそも内臓脂肪量が増えるということは過食が考えられますから、その他の基準値である血圧や血糖、コレステロール、中性脂肪も、内臓脂肪を減らす努力をすることで、改善されるのではないでしょうか。 それでは、内臓脂肪を減らすためにはどうしたらよいでしょうか。対策としては、大きく2つが考えられます。 まずは食べた分を代謝するための運動です。食事を多めに摂ったとしても、その分をしっかり代謝できればよいのです。ただ、運動と一口に言ってもいったい何の運動が効果的なのかわからないかもしれません。その場合は、「カルーイ運動でカロリー消費!」や、やってトライ「ダンベル健康体操」も参考にしてみてください。また、運動は直接脂肪を燃焼させるだけでなく、筋肉がつくことで基礎代謝量が増えるという効果もあり、一石二鳥ですね。 運動のために時間を割くことができない、あるいは運動は苦手、という方は食事を控えめにすることが大切です。とは言っても、いきなり極端に量を減らしたりしては体にも良くありませんし、精神的にも良くないかもしれません。ご飯1口分など、量を少しだけ減らし、慣れたらまた少しだけ減らす。これを繰り返すことで、食事の量を控えめにすることができるでしょう。 運動でも食事でも、一朝一夕に内臓脂肪を減らすことができる訳ではありません。少しずつでも続けていくことが大切と言えるでしょう。だいぶ根気がいるかもしれませんが、メタボリックシンドロームを予防、もしくは改善して健康生活を送りましょう!
メタボリックシンドローム(前編)へ