冬が旬!大根の魅力 根といえば煮物,鍋やおでんなど,冬においしい食べ物との相性がばっちりですが,その大根自体も実は冬が旬であり,大根はまさに冬にうってつけの食材といえるでしょう.しかも大根にはその他にも魅力がいっぱいあるのです. 魅力その1:辛味成分の秘密 大根の魅力の1つめは,大根に含まれる「イソチオシアナート」という辛味成分です.イソチオシアナートは,大根おろしのなどのあの独特の辛味をもたらす成分のことで,主に大根を含むアブラナ科の野菜に含まれている成分です. このイソチオシアナートはすりおろした際などに大根の細胞が破壊されることで辛味成分となり,白血球を活性化したり,細菌を殺したりといった作用があります.辛味成分ですから,辛ければ辛いほどイソチオシアナートは大量に含まれています.イソチオシアナートを多く摂りたい場合は,また後に出てきますが大根おろしなどにして食すと良いかもしれません. 魅力その2:宴会シーズンにアミラーゼ 大根の魅力はこれだけではありません.この大根には実は,食べ物の消化を促進させてくれるアミラーゼ(ジアスターゼ)と呼ばれる酵素が含まれているのです.この酵素は,でんぷんを分解することの出来る分解酵素の仲間で,胃もたれ,胸やけなどを防いでくれたり,弱った胃腸の働きを高めてくれたりしてくれます.これからの宴会シーズンのお供にぴったりと言えるのではないでしょうか. 魅力その3:風邪の予防にも大根? 大根は風邪の予防や引き始めにもぴったりの食材です.大根を用いた民間療法もいくつかあるようですが,今回はその中からはちみつ大根を紹介していきましょう.このはちみつ大根は別名大根あめとも呼ばれ,風邪の中でも特にせきが出ている場合やのどの痛みを感じる場合に摂ると効果的とされています. その作り方はいたって簡単で,大根を角切りなどで大体1cm前後の大きさに切り,はちみつに一晩ほど漬け込むだけです.そうして漬け込んだはちみつをお湯で割るなどして飲むのです.あるいはまた,大根あめとも呼ばれているようですね. 大根の食し方いろいろ 大根の食べ方の中で有名なものとその特徴をいくつか紹介していきましょう.まずは大根おろしですが,魅力その1で説明した辛味成分は大根の細胞を破壊することでより多く発生しますので,辛味成分のイソチオシアナートをより多く摂りたい方は,大根の細胞が破壊されるように,荒く力を込めてすりおろしたりすると良いかもしれません. また,この成分は大根の根元よりも先端に多く含まれていますので,それも考慮して大根おろしにすれば,しっかりとした辛味のきいた大根おろしを作ることができます.そのまま食べるには辛いかもしれませんが,薬味などにするにはぴったりではないでしょうか. 続いては煮物です.大根にはビタミンCも豊富に含まれていますが,煮物の場合,ビタミンCの大部分は煮汁の中に溶け出してしまいます.そのため,煮汁も何かの形で食べることが出来るように工夫できると大根の魅力を余すところなく利用することができると思います. この他にも大根といえば漬物などもありますが,1つ注目したいのが切干大根です.切干大根は生の大根と比較してカルシウムや鉄分などの栄養素の量が増加していますので,生食などとはまた違った魅力があります.これらも上手に摂っていくことで,大根の魅力を最大限にいかしていくことができますね. 大根食べて冬を乗り切ろう! これまで大根の魅力をいくつか見てきましたが,いかがだったでしょうか.大根の数ある魅力のうち,その2とその3は,これからの時期にまさにぴったりと言えるのではないでしょうか.そう考えると,大根はまさに冬に「おいしい」食べ物といえますね.皆さんもぜひ大根を食べて冬を乗り切っていきましょう!