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ホーム > 健康豆知識 > 知っとく情報 > 目・口・歯 > おめめの話
おめめの話
一つの疾患について詳しく書きましてもおわかりにくいと思いますので結論だけを書いてみます。
1)点眼薬について
目薬を確実に眼の中に入れるのは難しいものです。 もう少し瓶の口が長く尖っていればいいのですが、どれも丸々とした口で短いものですからやりにくいですね。 大多数の人が上をむいて反対の眼を閉じて薬を落とすものですから先を長くするのは危険です。
点眼の一回量ですが、一滴でよろしい。 それ以上ぼたぼたと入れても、みんな出てしまいます。
よく聞かれますが、「溢れるほどいれれば良くきくでしょうね」というのは間違いです。
薬が結膜嚢に滞留している時間ですが、それはほんのしばらくですが、それぞれ吸収され働く時間は内服薬と同じように、薬によって違ってきます。 一日一回で約二十四時間効いているのもあれば五−六回ささねばならないのもあります。
点眼薬は身体のどこまでゆきわたるのか?
微量ではありますが、全身にゆきわたると思って下さい。 したがって不用な薬をだらだらと続ける習慣は止めましょう。
2種類の点眼薬を使う時は五分以上間をあけましょう。薬の効果を薄め、ただ出てしまうだけで不経済ですから。
2)洗眼について
眼を洗う事ですよ。洗顔ではありません。
約三〇年前頃まで眼科外来では、教授から若い先生方まで、忙しく洗眼しておられました。でもある時、突然止めようと云う事になりました。勿論いろいろ検査薬をいれたり化学薬品が入って来られた患者さんには洗眼は重要な治療です。
でもたとえ結膜炎であっても洗眼の必要はありません。
時には害のでる事もあるということになりました。それは結膜が自然に自分で外敵を守ろうとする生体の成分を破壊するという事です。
皆さんも朝晩洗顔の時じゃぶじゃぶとお水で眼を洗はないで下さい。時々なら害はありません。
3)「在る」という事
「在る」という言葉はお釈迦様もキリスト様もその生涯をかけてお考えになった難しい言葉らしいのですが、ここで「在る」というのは、私達が毎日毎時、自分の身体が[在る」と云う事を感じずに暮らしていることを思い出してください。
足があるといつも考えて、私達は生活しているでしょうか?
健康な身体というのは、その臓器も四肢もその存在を私達に訴えません。黙ってその課せられた仕事を二十四時間黙々と続けています。
感動的な事だと思います。
これが健康な状態にあると云う事です。 という事は、朝あなたが眼を覚まし仕事に就き、テレビを見ている間、眼があって見ているのだと感じなければ、あなたの眼は健康だということです。
何も感じずに自然に物が見え眠くなって寝てしまったりすることが健康なのです。
食物を口に入れて、「ああ今胃が働いて消化しつつあるな」なんて思わないでしょう?若し似たようなことを思われるなら、あなたはどこか消化器が悪いのです。
眼疾患の中には、外からは何も変化が見えず視力もはじめは変わらず、ただ重いな、いつも眼が気になるな、と言うくらいでも、怖い怖い緑内障なんていう病気もあります。
ご自分の眼です。あなただけの持ち物で誰も代わって上げられない臓器です。
「在る」ことが忘れられなければ、何処までも食い下がって病名を確かめてください。 視力検査からはじまって、手術まで「在る」ことを忘れられるまでです。
京都市右京区太秦北路町10−12
坪田眼科医院 坪田しげるこ
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