エネルギー代謝(2)−糖質の代謝− 回 3 大栄養素からエネルギーが産生されることはお話しましたね。今回はエネルギー代謝の中の糖代謝についてお話します。糖を代謝するためには、 「ビタミンB1」と「α-リポ酸」という成分が必要不可欠です。 ビタミンB1 ビタミンB1そのものは食べ物からでは吸収されにくく、効率的に摂取することが重要となります。なぜなら ビタミンB1は、ご飯やパン、砂糖などの糖質を分解する酵素の活動を助け、エネルギーに変える働きがあるからです。ビタミンB1が不足すると、糖質のエネルギー代謝が悪くなり、疲れやすく なったり、手足のしびれ、むくみ、動悸などといった症状が現れます。また糖質は、脳や神経のエネルギー源でもあるため、糖質だけではなくビタミンB1も不足すると、集中力がなくなったり、イライラが起こったりします。 α-リポ酸 体内で合成され、抗酸化作用を持つ成分です。細胞内でのエネルギー産生、特に糖分によるエネルギーの産生が効率的に行われるように働き、余分な栄養素が脂肪として身体に蓄積していくのを防ぐ作用があります。しかし、体内にα-リポ酸が不足気味であれば、いくら炭水化物や糖分を食べても、TCAサイクルがスムーズにいかず、産生されるはずのエネルギーがうまく産生されません。α-リポ酸が体内に充分にあれば、摂取したカロリー、特に糖分はどんどんエネルギーとして代謝、消費されるため基礎代謝は高いレベルで維持され、特に厳しい食事制限をしなくとも太りにくく、体脂肪もつきにくくなるようです。
2回に渡りエネルギー代謝についてご紹介させて頂きましたが、代謝を活性化 することで、痩せやすい身体にするだけでなく、諸症状の改善にもつながります。 基礎代謝を上げて、元気に生活していきましょう!