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ホーム > 健康豆知識 > やってトライ > ダンベル健康体操 > 百歳現役の決め手は健康体操

【ダンベル健康体操アドバイザー】

麗澤大学講師(健康教育学)
健康運動指導士
ダンベル健康体操指導員

岩田 道子 先生

健康を支える3本柱は栄養・休養・運動と言われています。どの柱も大切ですが特に運動習慣は”運動の必要性を意識した上での努力と実践力”が求められています。

快適さや便利さを追求し続けた現代社会では私達の生活習慣そのものが疾病(運動不足病)の原因となっています。早期発見・治療「二次予防」も大切ですが、これからは病気にかからないように予防しようと言う「一次予防」、つまり「健康づくり」が最も重要だと思います。運動不足を解消するための運動実践法で、前回ではウォーキングとラジオ体操をおすすめ種目として紹介致しましたが、今回はダンベル健康体操を取り上げてみたいと思います。

ダンベル健康体操は筑波大学の鈴木正成教授により開発された「健康」と「生活の質」の向上を目指した健康づくり運動です。ウエイトトレーニングと異なり、軽いダンベルを使って筋肉に適度な刺激を与える方法で、全身のたんぱく質合成を高め、筋肉量を少々増やし、筋肉の質を高めて脂肪をよく燃やす、基礎代謝の高い体に変えます。肥満の予防・解消効果につながり、骨粗しょう症予防、寝たきり防止、生活習慣病の予防・改善等、幅広く効果が期待できるほか、心の引き締めにも有効とされています。

正しい理論と実技の普及のためにダンベル健康体操指導協会では指導者の養成を行っていますが、私はそこで研修を重ねている指導者の一人です。活力のある元気な人、車椅子の人、かなり筋力の衰えた人等、それぞれの対象者に適した重さのダンベルを使い分け対応出来るところが素晴らしいと感じています。高齢期の寝たきり状態というのは肉体的には自力で起立したり、日常生活行動も出来ないほどに筋力が低下した状態のことです。

私の友人の体験ですが、施設で自分では食事が摂れなくなってしまった80歳の女性にベッドの中で出来る300グラムのソフトダンベルを使った体操を紹介したところ、半年後には再び自分で食事がとれるようになったそうです。食事も摂れないほどに低下していた筋力がダンベル体操で復活したのです。もちろん本人の気力と努力をたたえなければなりませんが、その喜びはどんなに大きかったか想像できます。

高齢社会の到来を見越して開発されたのがこのダンベル健康体操です。それぞれの体力に応じたダンベル健康体操の実践で、どの世代にもいつかは到来する高齢期、ただ単に「長生きする」ということではなくて「長くなった高齢期の生活を、生き甲斐をもって、自立して暮らすことができる」ように心がけることが望まれます。

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